つれづれ

hyphenなのかな

あの日、あのとき

あれからちょうど一週間です。とても昔のように感じます。

その時の気持ちを綴った長い長い記事を下書きに入れたままでした。

今後はもう公開する機会もないでしょうし、補完しながら公開します。

 

最初にKAT-TUNが映ったときに思ったのは『黒じゃない』でした。

 

CMが明けて4人が改めて映って、

表情の暗さに、コートを纏っている姿に、見覚えがありました。

この先は危険だと脳が警鐘を鳴らす。

 

司会の櫻井くんが促して、話し始めた田口くんの表情。

もうずっと笑顔の印象しかない彼の、真剣なかお。

耳を疑う言葉を綺麗なお顔で、唇で、紡ぐ。

台詞をプログラムされているアンドロイドみたいに無機質。
 

意味を理解出来ないまま、続いて亀梨くんが話し始めました。

過去にもこういう場面に遭遇したことがあります。直近だと2年前。

あの時とは違っていて、瞳も声も震えていました。

手も震えていたらしいけれど、私にはそこに気づく余裕がなかった。

もう何も言わないで、そんな哀しい顔しないで。

 

そのまま歌へスタンバイ。は?!この状況で歌うの?!

 

何の整理もできないまま、曲が始まる。

亀梨くんの最初の音が盛大に外れ、やっと意味を理解した気がした。

カメラに映る彼らは私の知っているKAT-TUNではなく

亀梨くんも上田くんも、涙目で音は外れ声に力がなかった。

中丸くんは全体的に死んでた。目線はいつも以上に下、身体も動いていない。

田口くんだけがいつものように華麗に踊っていた。笑顔だけど、でも違う。

頭痛はひどくなる一方で、その後はTVを見るのをやめました。

 

最初に思ったのは『なんで今ここで?』でした。

嫌だとか信じられないとかでなく、この場は相応しくないと思った。

たくさんのアーティストが集まる場で、自分たちだけの番組じゃないんだよ。
 

発表するなら自分たちの番組なんじゃないの?

レギュラーがあるのだから、時間を割いてもらうことは出来なの?

(素人なのでどれだけ大変なのか分からずに言っております)

自分たちの都合で楽しみにしていた他の人たち巻き込んでんじゃねーよ!

と、誰目線なんだろう…。とにかく申し訳なさでいっぱいでした。

 

次に思ったのは『3人は大丈夫かな』でした。

あんな姿は見たことなくて、それが余計にショックで。

2年前のあの時、目の前に現れた彼らは私の知っている『KAT-TUN』でした。

痛々しさは滲んでいたけれど、前に進もうとしている強い彼らでした。

だけど今回は違った。全然だめじゃん。受け入れられてないじゃん。

納得してるの本人だけだよ!この状態で言う必要、ある?!

翌日ワイドショーで 『あの場で発表した理由』が語られた動画を見たけれど

やっぱり納得できなかった。

 

田口くんに関しては、『どうして』が先に立ちます。

KAT-TUN以外の道を持っていたこと、そして選んだこと。

理由が分からないから責める気にはなれなくて困ってしまう。

いつだって笑顔で全力で、アイドルとしてパーフェクトだと思っていたから。

彼にはアイドルが天職だとか思っていた。私の目、節穴もいいとこ。

 

彼の立ち振る舞いが非難されているのも目にしました。

一人だけスッキリしてんじゃねーよ。と。

だけど私にはあれが正解なんじゃないかな、と思いました。

どの面下げて哀しい顔するんだよ、って。

 

結局、4人のことが大好きだから

誰が責められるのも嫌で、哀しい顔されるのも嫌で、

みんなまとめてギューってしたい。

 

あの発表から2日間、上手く寝られず酷い寝不足でした。

そんな中『凄い柄の服』の亀梨くんにどれだけ救われたことか!

今回の件は考えたくないけれど、

最悪の結末だって待っている可能性があると思っていて

彼らが立ち止まっていたらどうしようって怖かったから

本人が前向きに進んでいると分かって、安心したし嬉しかったんです。

 

6→5になったとき、なんとなくそうなるんだろう、って思ってた。

正確にはいつ脱退したんだっけ?

と思ってしまうほどに、徐々にフェードアウトしていった印象があります。

グループのライブ出ません。ソロやります。って聞いた時はさすがに驚いた記憶。

辞めたいのかな?と感じていたから、さほどショックはなかった。

 

5→4になったとき、ショックだったけど仕方ない、って思えた。

彼は大事なものが多すぎて、キャパオーバーになったイメージがあります。

こちらが恥ずかしくなるような言葉に口にしてきたから彼だから

当初はショックが大きくて受け入れることが出来なかったです。

(Chainで捌ける際の最後の言葉とか。今でこそツッコミ入れられるけど)

とは言えスキャンダルもいろいろとあったので、納得できた。

 

それにね、事後報告だったんです。

もう『脱退しました。退所しました。』っていう報告だったんです。

4人は大丈夫なんだろうか。そう思ったけれど、杞憂で。

亀梨くんがドラマの番宣なのに丁寧に真摯に答えている姿を見て

中丸くんがファンの心情を代弁するかのように答えている姿を見て

4人のコメントをシューイチで流してくれて、安心しました。

 

だけど本当は大丈夫なんかじゃなかったって今回で気づいた。

前回もその前も、彼らはショックを受けていたし哀しかったはずなんだと

そんな当たり前のことにも気付けなかった自分に失望して余計に落ち込む。

3人が自分を責めて、自分に怒っていて、哀しいし苦しい。

 

彼らの心配だけじゃなく、グループとしての不安と困惑もあります。

春っていつまで?新年だって『新春』って言うよ。

それまで4人をどんな気持ちで見たらいいの?

等等...なんかもう疲れました。

事後報告のほうがマシなのだと、3度目にして知る。

 

最後にひとつだけ。

各メディアで『卒業』という言葉を使ってくださっているけれど

これは『脱退』なのであって『卒業』ではないのです…

そういう幸せなものではないのです。

晴れ晴れしいものではないのです!!